使わなくなった医療用ウィッグはどうしたらいい?

どちらを選ぶか悩む女性

まだまだウィッグのお世話になっていますが、髪は超ベリーショートくらいになってきました。

若いころに比べると髪の伸びるのが遅いように感じるのは気のせいでしょうか。

早く普通のショートカットくらいになって欲しいものです。

増えた白髪を染めてヘアスタイルを整えたら、いよいよウィッグから卒業です。

…ふと、疑問に思いました。

使わなくなった医療用ウィッグはどうしたらよいのでしょう?

念のために置いておく

「また使うかも知れないから、念のために置いておく」

…これはあまり考えたくないですね。

乳がん再発の恐れなんて頭の片隅にもない…というとウソになりますが、あえて考えたくないです。

考えていると現実になりそうで…。

置いておくなら、何も考えずに置いておきたいです。

あぁそういえば、ウィッグ使い終わって放置してたわね~くらいの感じで。

不要だから廃棄する

傷みも目立つし、もう使わないからウィッグを捨ててしまいたい…

そんな場合はどうすれば良いでしょう。

自治体のゴミ収集に出して構いません。

ゴミの種類としては、次のようになります。

  • 人毛ウィッグ:可燃ごみ
  • ミックス毛:プラスチックごみ
  • 人工毛:プラスチックごみ

自治体のルールに沿って処分しましょう。

ただし、透明の袋から人間の髪の毛(ウィッグ)が見えていると通りかかった人や収集の方がビックリしちゃいます。

紙袋に入れてからとか、紙袋がダメなら裏返してからとか、ちょっと工夫をしてゴミ袋に入れましょう。

可燃ごみとプラスチックごみが分かれている地域で人毛ウィッグを処分するときは、アジャスターのプラスチックを外すのを忘れないようにしましょう。

アジャスターが金属製の場合も忘れずに分別しましょう。

近くに田畑が多ければ、農家の方が「かかし」を作るのに欲しいという話もありますね。

レンタル用に寄付する

まだまだキレイなので誰かに使ってもらえれば…そんな時には寄付するという選択肢もあります。

医療用ウィッグのレンタル活動をされている団体で、ウィッグの寄付を受け付けています。

夏目雅子ひまわり基金

古いもの・ニオイが強いもの・部品が壊れたものや部分カツラは受け付けされていません。

フルウィッグで状態のよいものなら、コンパクトに梱包して基金宛に送ればよいみたいです。

詳細は:夏目雅子ひまわり基金

NPO法人ウィッグリング・ジャパン

こちらは医療用だけでなく、ファッションウィッグの提供も受け付けています。

郵送でもサロンへの持ち込みでもよいですが、持ち込みの場合は事前連絡が必要です。

詳細は:ウィッグ提供のお願い

どちらの団体も、ウィッグのレンタルには経費がかかるので、そのための寄付金も募られています。

わたしのウィッグはまだまだキレイで使える状態なので捨てるという選択肢はないです。

治療を乗りきる間こころ強い相棒だったウィッグが、また誰かの助けになるのなら寄付するのが良いかな。