医療用ウィッグ選びで失敗しない。
自分にピッタリなウィッグの選び方とは?
どこで買うのが正解か?
私はおかげさまで医療用のフルウィッグは卒業しましたが、これから必要とされる方のために出来るだけシンプルにわかりやすくまとめてみました。
ウィッグの購入方法は3種類
医療用ウィッグを買える場所(購入方法)は、大まかにいうと3種類あります。
- ウィッグ専門店
- 通販
- 美容室
意外かもしれませんが、この中で一番おすすめなのはウィッグ専門店です。
抗がん剤治療による脱毛というデリケートな問題にも、さすがプロフェッショナルという対応をしていただけます。
- デザイン選び
- サイズの選択
- フィット感のチェック
- サイズ調整
- 似合うようにカット
はじめてのウィッグだと、これらを自分でするのは難しいです。
やはり専門家にお任せするのが安心です。
ウィッグ専門店で相談&試着する
予約は必要ですが、試着と相談だけで気軽に行って大丈夫です。
プロにウィッグ選びを手伝ってもらえて、購入後も様々なサポートが受けられます。
価格帯は低価格から高価格まで様々なラインナップがあります。
直営サロン(予約必要)
専門店の直営サロンは予約が必要で敷居が高いように感じますが、そんなことはありません。
脱毛というデリケートな状況だからこそ、専門のスタッフが常駐している直営サロンは安心です。
相談・試着は無料で、無理に購入を勧められることもありません。
予約するので待たずに済みますし、他のお客さんを気にせずに相談・試着ができます。
自髪のカットなど手厚いサポートが受けられるのも直営サロンの良いところです。
まず最初に試着するならスヴェンソンをおすすめします。
訪問サービス(予約必要)
スヴェンソン、アデランス、アートネイチャーでは、外出できない・したくない方のために訪問サービスがあります。
自宅や病室へ無料で訪問してもらえます。
脱毛のために外出できず塞ぎこんでいた方が、訪問サービスでウィッグを購入し笑顔を取り戻したという話はたくさんあります。
ウィッグにより以前の姿に戻ることで気持ちが前向きになり、治療を乗り切る助けにもなるのです。
訪問サービスでは、専門店のサロンと同様に専門家のアドバイスを受けながらウィッグを選ぶことが出来ます。
利用の際は事前に予約が必要です。
詳細は、各メーカーの公式サイトで確認してください。
百貨店・ショッピングモールの店舗(予約不要)
ウィッグ専門店には、専門サロン以外に百貨店やショッピングモール内に展開している店舗もあります。
予約不要のところが多く、お買い物ついでに気軽に立ち寄れるのが特長です。
気軽に行ける反面、プライバシーへの配慮に関してはカーテンで仕切られているだけの場合もあり、店舗によっては美容室としての機能がなく自髪のカットなどは出来ないこともあります。
通販で買う
通販のウィッグは低価格なのが特長です。
言うまでもなく、自宅でゆっくり買うことが出来ます。
しかし、頭のサイズや形によっては上手くフィットしない場合があります。
試着できる通販
医療用JISの認証を受けていて、無料で試着の出来る通販は3つありますが、それぞれに特徴があります。
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ライツフォル
- 解説記事
アデランスグループの工場で、百貨店などで販売されているウィッグを作っています。
医療用ウィッグを工場直売されています。
工場直売価格なのでデパートで買うよりも格安です。
自宅で試着して希望を伝え、カットやカールして仕上げていただけます。
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リネアストリア
- 解説記事
人毛、レミー人毛、ミックス毛、人工毛とウィッグの素材の種類が豊富で低価格なのが特徴です。
試着できるのは人毛、ミックス毛の一部で、指定のウィッグのみです。
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アクアドール
- 解説記事
取り扱いは人工毛と人毛ミックスです。
人工毛は日本製耐熱ファイバーを使用しています。
人工毛のウィッグで試着できるのは他に見当たりません。
試着できない通販
美容院で買う
カーテンで仕切る、貸し切り対応など、プライバシーへの配慮方法はお店ごとに違います。
提携美容院では、試着・相談が有料の場合もあります。
試着のためのウィッグが取り寄せの場合もあり、大手の専門店と比べると『とりあえず試着のみで』は行きにくい感じです。
取り寄せてもらって貸し切り対応してもらって、「少し考えて出直します」は私には無理です。
目当てに美容院について、しっかり下調べしてから相談しましょう。
良い美容師さんに巡りあえれば、脱毛から治療終了・発毛まで、ウィッグのメンテナンスや頭皮のケアなどトータルに、安心してお任せできると思います。
とりあえず相談・試着するならスヴェンソンが行きやすかったです。